2024.06.19
タイトル『DitO』(ディト)とはフィリピンのタガログ語で、ここ=hereの意。
日本に妻子を残し、異国の地・フィリピンで再起をはかるプロボクサー神山英次。ある日、神山の前に一人娘の桃子が現れる。再会した父と娘は衝突しながらも徐々に親子の絆を深めていく。そんな中、40歳を迎えた神山に、ラストチャンスとなる試合の話が舞い込んでくる──。
“Age is Just a Number” 「年齢なんてのはただの数字だよ」
ボクシング世界王者マニー・パッキャオが自らの生き様を投影した役でスクリーンに降臨!
日本×フィリピン合作映画『DitO』の主演・監督をつとめるのは、2001年NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で俳優デビューし、2011年に映像制作会社KURUWA.LLC(曲輪合同会社)を設立、数多くの映画やMVを制作し近年では国内外でプロデュース作品を手掛けている結城貴史。
初の監督作品となる本作では、落ちぶれても前を向き奮闘するボクサーを全身全霊で体現する。
生き別れた父を探しフィリピンにやって来る娘の桃子には、この役の演技力が高く評価されローマやNYの国際映画祭で最優秀女優賞を受賞、今期放送中のドラマ「お迎え渋谷くん」で主演・京本大我(SixTONES)のヒロイン役を射止めるなど、めざましい活躍をみせる田辺桃子。神山の妻ナツをNHK連続テレビ小説「虎に翼」の語り役が好評を博している尾野真千子が演じる。
異郷で、今を生きるための居場所=「DitO」を求め、紡がれる“親”と“子”の絆と成長を描く圧巻の人間ドラマが誕生した。
2024.03.22
喧騒の東京から、大自然が広がる米・モンタナの牧場へ…。
効率至上主義のサラリーマンが
カウボーイ文化に触れて人生を見つめ直すヒューマンドラマ。
どこまでも空が続くことから「ビッグ・スカイ・カントリー」と呼ばれるモンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、壮大な計画をプレゼンするも東京の常識は通じず、すぐに行き詰まってしまう。だが、いやいやながらもスーツを脱いでカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる——。
話題作への出演が相次ぐ俳優・井浦新がついにアメリカ映画デビュー&初主演!上昇志向の強い日本人商社マンが、出張先のアメリカ北西部・モンタナ州の牧場でカウボーイ文化に触れて人生を見つめ直す姿を繊細かつまっすぐに演じ、世界中の映画ファンを魅了する。
監督のマーク・マリオットはかつて日本の巨匠、山田洋次監督の弟子入りを志願し、山田組の海外現場(第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』)に参加した経歴の持ち主。その時の異国体験が作家としての原点となった。その後、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画。日本のオフィス街とは何もかもが異なるモンタナの原始的な風景を舞台に、“異邦人”が経験するさまざまな感情を普遍的なヒューマンドラマに仕立て上げた。
脚本は、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で脚本&監督を務めたことも話題のデイヴ・ボイルと、現在はアメリカを拠点に脚本家としても活躍する藤谷文子が共作。藤谷は井浦扮する主人公の上司であり恋人でもある役柄でキャストにも名を連ねる。さらに日本を代表する国際派俳優・國村隼が和牛の専門家役としてコミカルな存在感を放つなど、グローバルな才能が集結した。
6月7日㊎より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー
http://www.magichour.co.jp/tokyocowboy
2024.02.09
歴史小説のジャンルで名を馳せる作家・飯嶋和一のデビュー作で、第40回小説現代新人賞を受賞した「プロミスト・ランド」を、38年の時を経て実写映画化!
脚本・監督を務めるのは、阪本順治らの元で研鑽を積み、日本映画界の硬派な監督陣の血筋を継承する新鋭・飯島将史。本作の舞台となる山形県庄内地方のマタギ衆に密着したドキュメンタリー『MATAGI』(2023)に続く本作で、長編劇映画デビューを飾る。
主演は『青春ジャック~止められるか、俺たちを2~』(2024)『福田村事件』(2023)、ドラマ「ガンニバル」(2022)等話題作に立て続けに出演し、注目が高まる杉田雷麟と『せかいのおきく』(2023)、『首』(2023)で鮮烈な存在感を発揮し、最新出演作『身代わり忠臣蔵』(2024)の公開も控える寛一郎。日本映画の未来を担う、若き演技派俳優ふたりの強力なタッグが実現した。
6月29日(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー!
杉田雷麟 寛一郎
三浦誠己 占部房子 渋川清彦 / 小林薫
脚本・監督:飯島将史
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
配給:マジックアワー/リトルモア
©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA
2023.11.14
主演・ピエール瀧 × 監督・小林且弥
映画『凶悪』で出会った二人が新たにタッグを組む‼
福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。 苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は―――。
心に傷を抱えたまま、高齢者や生活困窮者を相手に散骨を請け負う主人公・井口真吾役にピエール瀧。真吾の一人娘で、水産加工工場で働く奈生役には、『青葉家のテーブル』(21)の好演で注目される若手女優、栗林藍希。ほか足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲ら実力派キャストが名を連ねる。監督を務める小林且弥は、2002年に俳優としてのキャリアをスタートさせ、『ランニング・オン・エンプティ』(10)や『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)などに主演。2013年に白石監督『凶悪』でピエール瀧が演じるヤクザの舎弟役で共演し意気投合。自身初の監督作品となる本作へと発展した。
大切な人の突然の不在に立ち止まってしまった親子が、ゆっくりと向き合っていく姿を丁寧に見つめた意欲作。映画の舞台・福島県福島市「フォーラム福島」で12.8(金)先行公開。2024年3.1(金)より「テアトル新宿」ほか全国順次ロードショー。
2023.10.19
第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 グランプリ(最高賞)受賞
問題だらけの子どもたちと、完璧じゃない大人たち。
ともに過ごした、北フランスのひと夏の映画撮影–。
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれる。
選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして 出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。 なぜ問題児ばかりが主役なのか? 監督の狙いとは? 住民たちが訝しむなか、波乱に満ちた撮影が始まり、予想外の展開が訪れる。
オーディションで数千人の子どもたちと向き合った経験をもとに、
キャスティングディレクターや演技コーチの経歴を持つ新進監督コンビの長編デビュー作。
監督のリーズ・アコカとロマーヌ・ゲレは、
「なぜ映画というジャンルが、過酷な環境で生きる子どもたちに惹かれカメラを向けようとするのか?」とかねてより関心を持っていたことが企画の始まり。主人公の4人は、実際に撮影地の学校や児童養護施設でのオーディションに参加し、演技未経験の子どもたちが選ばれた。
12.9より公開 www.magichour.co.jp/theworstones
2023.07.04
演劇界の重鎮たち絶賛!第23回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞作を映画化。
1,000人以上の応募者から選ばれた若手俳優が躍動する青春映画『うかうかと終焉』が、10月13日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開が決定。
映画『うかうかと終焉』は、大田雄史監督が結成した社会人演劇ユニット、芝熊(shiba-kuma)の旗揚げ作品として出口明と共同執筆した戯曲が原作。取り壊しの決まった学生寮に住む若者達の最後の5日間を描いた戯曲「うかうかと終焉」は若者の心をとらえ、舞台は学生劇団を中心に上演されている。
大田監督自身の青春時代を重ねた思い入れのある同名戯曲の映画化にあたって、監督の母校、京都大学の吉田寮の廃寮問題をベースに脚本を作り直して製作。
物語の主軸となる若手キャストには、1,000人以上もの応募者から選ばれた、W主演・西岡星汰、渡辺佑太朗をはじめとする、松本妃代、三浦獠太、乃中瑞生、中山翔貴といったフレッシュな面々が躍動。寮生たちを取巻くキャスト陣には、コウメ太夫、後藤剛範、池谷のぶえ、森下能幸、草村礼子、前野朋哉、平泉成といった個性豊かなベテラン俳優たちが顔を揃えた。
2023.05.11
ル・コルビュジエ建築の世界遺産、国立西洋美術館。
東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る美術館の知られざる舞台裏に迫るドキュメンタリーが誕生した。
モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ……誰もが知る名画や数々の傑作を有する「国立西洋美術館」。大正から昭和にかけ、稀代のコレクターとして活躍した松方幸次郎の「松方コレクション」を基礎に、絵画、彫刻、版画、素描などおよそ6,000点の作品を所蔵し、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る。2016年には世界的建築家ル・コルビュジエの建築作品のひとつとして世界遺産に登録され、日本を代表する美術館として、国内外から多くの来場者を集めている。
2020年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、一年半にわたり密着。そこから見えてきた、美術館の「ほんとうの姿」とは…。
大墻敦監督による、アートの見方をがらりと変える、必見のドキュメンタリー作品。
多彩で、情熱的で、刺激的。誰も知らない「美術館の舞台裏」へ、ようこそ。
2022.03.11
前作『馬ありて』で注目された新鋭、笹谷遼平が、期待の次世代俳優、杉田雷麟を主演に迎え、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞した脚本を元に初の映像化に挑んだ映画『山歌(サンカ)』。
かつて日本の山々に実在したノマド・山窩(サンカ)。財産も戸籍も持たず、ときに蔑まれ、ときに自然 の恵みを一身に浴び、生きるために生きた。
混乱の今、これまでを問い、これからをつくる私たちの物語です。
2022年4月22日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開となります。
2021.03.26
京都芸術大学映画学科の学生とプロが一丸となり、劇場公開映画を作るプロジェクト【北白川派】。
井浦新出演『嵐電』、岸部一徳出演『正しく生きる』等、2009年から現在までに8作品を世に送り出し、映画祭グランプリを受賞するなどの目覚ましい活躍を続けてきた北白川派の功績が評価され、「第3回京都デジタルアミューズメントアワード 映画・映像・アニメーション部門賞」を受賞するなど話題に。
その北白川派作品の最新作となる『CHAIN/チェイン』の劇場公開が決定。
新選組終焉の象徴とも言われる「油小路の変」を背景に、激動の時代を生きた無名の人々の生き様を描く群像劇。主演は本作が映画初主演となる大人計画の上川周作。
上川は京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中に『正しく生きる』(福岡芳穂監督)『赤い玉、』(高橋伴明監督)等北白川派作品に出演して演技力を磨き、卒業後に本格的な活動を開始。映画『止められるか、俺たちを』(白石和彌監督)、『劇場』(行定勲監督)、NHK連続テレビ小説『まんぷく』や大河ドラマ『西郷どん』等で注目され、若手実力派俳優として脚光を浴びている。
監督は若松プロ出身で『正しく生きる』『愛してよ』で知られる福岡芳穂。京都芸術大学映画学科教授として、北白川派の一角を担ってきた。
脚本は『あゝ荒野 前篇 後篇』『宮本から君へ』を手掛けた港岳彦。
また本作は、「5万回斬られた男」と呼ばれ数多くの時代劇で活躍、今年1月に惜しくも逝去した俳優・福本清三の最後の出演作となった。歴史的事件に関わった無名浪士たちのほとばしる情熱、激動の時代をくぐり抜けた人々の濃密な生き様を活写した、熱く激しい人間ドラマが誕生した。
2021.03.11
第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最優秀作品賞受賞ほか多くの映画祭で高い評価をうけたベトナム映画『ROM(原題)』改め、邦題『走れロム』が、7月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開が決定しました。
映画『走れロム』はサイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、巨額の当選金が手に入る違法宝くじに挑む姿を、疾走感溢れるスタイリッシュな映像とエモーショナルな演出で描く。
監督は、長編デビュー作にして釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞の受賞はじめ世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ。プロデューサーには、『青いパパイヤの香り』『シクロ』で知られる名匠トラン・アン・ユン監督が名を連ねる。
世界で輝かしいデビューを飾った本作だが、社会主義国家のベトナムにおいて顕在化させたくない社会問題となっている”違法くじ”を描いたことで、当局の検閲が入り修正を余儀なくされる。そうした苦境を経て迎えた本国ベトナムでの公開は、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の超大作『TENET テネット』を興行成績で圧勝する奇跡の大ヒットを記録、一大センセーションを巻き起こした衝撃作。
2020.10.15
いくつもの心揺さぶる珠玉の傑作漫画を世に送り出し、2016年に急逝した吉野朔実原作の「記憶の技法」。ファンにとっては待望の初の実写化が実現した映画『記憶の技法』は、巨匠・黒沢清監督の愛弟子として注目の気鋭女性監督、池田千尋が監督を務め、ガールズダンス&ボーカルグループ「E-girls」 のパフォーマーであり女優としてもドラマや映画に大活躍する石井杏奈を主演にむかえ、11月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開が決定しました。
ある日突然、衝撃の事実に直面した多感な少女が、その謎解きのさなかに幾度となく胸を引き裂かれながらも、未来への一歩を踏み出すために、ありったけの勇気を奮い起こして自分自身が何者なのか、と真実を追い求める。孤高の文学的な香りを漂わせ人間の深遠なる“心”の領域を探求した吉野朔実の原作を忠実に描いた心理サスペンスが誕生しました。
2020年11月27日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
2020.10.15
第32回東京国際映画祭(2019年)コンペティション部門にて、最高賞にあたる東京グランプリ/東京都知事賞を獲得したデンマーク映画『わたしの叔父さん』(原題:Onkel)。2021年1月29日(金)、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開が決定しました。恵比寿ガーデンプレイス内の改装に伴い、2月28日に一時休館が決定しているYEBISU GARDEN CINEMA。世界各国の良質なアート系作品を上映してきた同館の、休館前最後のロードショー作品となります。
本作は、デンマークの静かで美しい農村で、年老いた叔父さんと家畜の世話をしながら暮らす若い姪のクリスが、かつて抱いていた夢や恋愛に葛藤する愛の物語。東京国際映画祭の授賞式では、審査委員長を務めたチャン・ツィイーが「この映画は、詩のような語り口で、我々に穏やかに物語ってくれました。監督は抑制的で、繊細なカメラワークをもって、忘れ去られる人間の情感をとても力強く表現しました」と絶賛しました。
2021年1月29日(金)YEBISU GARDEN CINEMA休館前最後のロードショー!全国順次公開
https://www.magichour.co.jp/ojisan/
2020.08.21
ゲイアートの先駆者にしてフィンランドの国民的芸術家「トム・オブ・フィンランド」の波乱の半生を描いた映画『トム・オブ・フィンランド』。
今年2020年は、トム・オブ・フィンランドの生誕100周年にあたるアニバーサリーイヤー!!ということで、日本でも記念上映をすることが決定しました。
「トム・オブ・フィンランド」が劇場スクリーンに蘇ります。
東京では、9/18(金)~9/24(木) < WHITE CINE QUINTO>(渋谷パルコ8F)にて、
9/25(金)~10/8(木)<UPLINK渋谷>にて上映します。
ほか地域では順次公開しますのでお楽しみに。
www.magichour.co.jp/tomoffinland/
2020.06.20
一度目は、結ばなかった。
二度目は、結べなかった。
三度目は、……。
靴ひもを結ぶ—その動作が、二人の運命を変える。
一度は家族を捨てた父と、発達障害のある息子が約 30 年ぶりに一緒に暮らす ことになり、悪戦苦闘しながら本当の親子関係を築くまでを、優しさとユーモア たっぷりに描いた心打たれる感動作『靴ひも』の公開が決定。
10月、シアター・イメージフォーラム ほか全国順次ロードショーとなります。
本国イスラエル・アカデミー賞では 8 部門ノミネート、父親役のドヴ・グリックマン が助演男優賞に輝き、アメリカ各地の映画祭で観客賞を多数受賞、2018年の 東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門にて上映された作品です。
タイトルの「靴ひも」は、息子の苦手な動作の一つである「靴ひもを結ぶこと」。 お仕事とお昼ごはん、どっちも大事な息子と、長年にわたり家族と疎遠だった父親との関係の変化と成長の 象徴として三度登場するが、三度目の靴ひものシーンがもたらす展望は、観る者すべての心にあたたかい光を灯すことでしょう。
2020.03.13
2018年にNHKで放送されると同時に大反響を呼び、再放送希望が異例の1141件も届いた「ノーナレ けもの道 京都いのちの森」。京都で、猟をする千松信也さんの、彼にとっては平凡な日常に取材したドキュメンタリー。イノシシやシカをわなでとらえ、木などで殴打し気絶させ、ナイフでとどめをさす。命と向き合うために千松さんが選んだ営みに、残酷、という非難をはるかに超える「憧憬」が集まりました。NHK取材班は、放送後、千松さんとその暮らしにさらに迫るため、300日の追加取材を行い、およそ2年間の映像を編み直し、完全新生映画版となる『僕は猟師になった』が完成。2020年ユーロスペースほか全国順次公開されることが決定しました。
ナレーションを担当したのは、日本映画界に欠かせない若き名優・池松壮亮。千松さんに寄り添い、その独特な視線、思考、行動に観客をいざないます。
2019.07.19
ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニー
フレディ・マーキュリーに大きな影響を与えたアーティストがここにいる!
映画『トム・オブ・フィンランド』
鉛筆一本で革命をおこし“自由”と“誇り”のシンボルになった
20世紀最も偉大な芸術家の愛と栄光の物語
2019.07.19
現在75歳の装幀者・菊地信義の仕事を追いかけたドキュメンタリー映画『つつんで、ひらいて』。菊地は独立から40年、中上健次や古井由吉、俵万智、金原ひとみなど1万5000冊以上の本の装幀を手がけ、日本のブックデザイン界をリードし続けてきた存在。紙と文字を触りながら、あくまで手作業で一冊ずつ本をデザインしている。その指先から、印刷、製本に至る工程を見つめ、ものづくりの原点を探っていく。インターネットが日常のものとなった今だからこそ、物への愛着、紙の手ざわりにフォーカスした。出版、デザインに関わる人だけでなく、本好きには必見のドキュメンタリーである。本作は2015年から約3年間かけて撮影した。
柳楽優弥主演の監督デビュー作『夜明け』を手掛けた広瀬奈々子自身が監督、編集、撮影を務める。2019年秋にシアター・イメージフォーラムにて公開。
2019.07.19
“ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニー”とも呼ばれ、クイーンのフレディ・マーキュリーをはじめ、アンディ・ウォーホル、ロバート・メイプルソープ、デイヴィッド・ホックニー、ジャン=ポール・ゴルチエ、トム・フォードといった数多のアーティストたちに影響を与えたトム・オブ・フィンランド。LGBTに対しての軽蔑や無理解と闘った芸術家が、何十年もの苦難の末につかみ取った愛と栄光の物語の公開が、8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次で決定しました。
本作は、まだ同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランドを舞台に、身内にも隠れて自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し続けていたトウコ・ラークソネンが、本名から海外でも覚えやすい「トム」と名乗り、描いた絵がアメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その名がアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ渡り栄光を手にするまでの波乱に満ちた半生を描いています。監督は、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作の原作者J・R・R・トールキンの伝記映画『TOLKIEN(原題)』の公開が控えるドメ・カルコスキ。フィンランドで最も成功した映画監督と言われる彼の、昨年度米アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表作品。
2018.10.11
その他人が、昨日を消してくれるはずだった。
1月18日(金)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
是枝裕和・西川美和が立ち上げた制作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子のオリジナル脚本によるデビュー作『夜明け』。
家族とは、個人とは何か? 生きるとは何か? 現代の日本を覆う社会や世代の分断を見据えつつ、普遍的なテーマに瑞々しい視点が注がれる。日本映画の新しいスタンダードになりうる一本が誕生した。
出演:柳楽優弥/YOUNG DAIS 鈴木常吉 堀内敬子/小林薫
監督・脚本:広瀬奈々子
製作:バンダイナムコアーツ、AOI Pro.、朝日新聞社 配給:マジックアワー
(C)2019「夜明け」製作委員会
公式サイト http://yoake-movie.com/
2018.07.05
20世紀最大の巨匠” “映像の魔術師” “北欧映画界の至宝”、イングマール・ベルイマン監督 生誕100年記念特別上映
2018年は、1918年7月14日、スウェーデンで生まれたベルイマンの生誕100周年となる記念すべき年となり、全世界で彼の偉大な足跡を再評価するレトロスペクティヴが開催される模様です。
折しも、日本とスウェーデンの国交150周年というアニバーサリーも重なった日本では、ベルイマンの50本以上にわたるフィルモグラフィーの中から、13本の傑作をセレクト、全作品、最新技術によって修復したデジタル・リマスター版にて公開致します。
今回の映画祭では、5年前に開催され、クラシック映画のリバイバルとしては異例の大ヒットを記録した「ベルイマン三大傑作選」、続く「ベルイマンの黄金期」で公開された7作品に加え、近年日本での上映の機会の少なかった6作品が新たに加わったこととなります。戦後まもなくデビューし、2007年89歳でなくなるまで、60年以上にわたる旺盛なキャリアにおける各時代の代表作が集まり、ベルイマンの残した偉大な業績を展望できる貴重な機会といえるでしょう。
配給:ザジフィルムズ、マジックアワー 協賛:スウェーデン大使館 協力:シネマクガフィン
2018.05.25
『過ぎゆく時の中で』(88)、『恋人たちの食卓』(94)など数多くの香港・台湾映画に出演してきた大女優シルヴィア・チャンが監督・主演を務めた映画『妻の愛、娘の時(原題:相愛相親)』の日本公開が今年の9月1日より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショーと決まりました。
女優業のみならずこれまでに金城武主演『君のいた永遠』(99)、ベルリン国際映画祭コンペティション部門選出の『20.30.40の恋』(04/日本未公開)、トロント国際映画祭出品の『念念』(15/日本未公開)などの監督作を世に出してきたシルヴィア・チャンの最新作は、母の死をきっかけに、田舎にある父の墓をめぐる3世代の女性たちのそれぞれの想いを切実に、時にユーモアを交えて描いた感動作。撮影は、ホウ・シャオシェン監督作品や、『春の雪』『空気人形』など日本映画の撮影も手掛けアジアを代表する名カメラマン、リー・ピンビンが担当。
チャン監督演じるヒロインの夫役として、『青い凧』(93)、『春の惑い』(02)などで知られる中国映画界の巨匠・田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督が俳優として出演。チャン監督が『呉清源 極みの棋譜』(田壮壮監督/07)に出演して以来の仲で今回の出演に至った田壮壮が、優しく包容力あふれる味わい深い演技を披露していることも話題となっています。
2018.04.04
トランプ政権下のアメリカで異例の大ヒットを記録!
ドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』
5/12(土)より ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
アメリカ黒人文学を代表する作家、ジェームズ・ボールドウィンの原作「Remenber this House」を映画化した本作。
ボールドウィンの盟友であり、30代の若さで暗殺された公民権運動のリーダー、メドガー・エヴァース、マルコムX、マーティン・ルーサー・キング牧師の生き様を追いながら、60年代の公民権運動から現在のブラック・ライブズ・マターに至るまで、連綿と続くアメリカの人種差別と暗殺の歴史に迫ります。オバマ大統領からトランプ大統領に代わり、人種差別発言や白人至上主義による分断を深めるアメリカで、異例の大ヒットを記録しました。
かつて差別が当たり前だった時代から、人々はどのように声を上げ、世界を変えていったのかー?
「私には夢がある」と人々の平等を語ったキング牧師の言葉から、今の時代を考えます。
監督:ラウル・ペック 語り:サミュエル・L・ジャクソン
原作:ジェームズ・ボールドウィン
字幕:チオキ真理 字幕監修:柴田元幸
2017.11.01
あれから30年…伝説のカルトムービーが、パワーアップして帰ってきた!!!
『星くず兄弟の新たな伝説』は近未来を舞台にスターダスト・ブラザーズというロッカー二人が月へ行ったり女性になったり西部劇をしたりと、冒険と活躍を繰り広げる奇想天外なストーリー。出演陣には仮面ライダーシリーズで人気に火が付いたイケメン俳優、三浦涼介(『るろうに剣心』)と武田航平(『ROOKIES-卒業-』)が新たに参戦!ヒロインには天才子役から実力派女優へと転身を遂げた荒川ちか、そして、オリジナル作品に主演した高木完、久保田慎吾、ISSAY(DerZibet)も再登場する!さらに、昭和の元祖ロックスター「ザ・スパイダーズ」メンバーの井上順をはじめ、夏木マリ、浅野忠信、野宮真貴(元・ピチカート・ファイヴ)、ラサール石井、内田裕也といったロック魂全開の個性派な豪華メンバーが集結!歌に踊りと前作以上にポップ&エッジーさがパワーアップ!
あれから30年…伝説は新たな姿で蘇る!!
2017.11.01
主演:井浦新&出演:成田凌、紗羅マリー
映画『ニワトリ★スター』
2018年3月より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショーが決定しました。
都会の吹き溜まりで出会い、裏社会から宇宙まで、
ギザギザ傷だらけの男ふたりの
バイオレンス・ラブ・ファンタジー。
ぜひご期待ください。
2017.09.21
“怪物的映画作家”と称され、ベネチア、ベルリン、カンヌをはじめ世界の映画賞を席巻してきたフィリピンの鬼才ラヴ・ディアス。最新作にして最高傑作『立ち去った女』で、ついに待望の日本劇場初公開を果たす。
10月14日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
観る者をとりこにする「長尺」の快感。映画的興奮に溺れる3時間48分!
平均で5~6時間、時に9時間に達する作品を生み出すなど、観客の度肝を抜く「長尺」をトレードマークとするラヴ・ディアス。その長さにも関わらず、観客はディアス独特のリズムがもたらす“魔術的魅力”に引き込まれ、メリル・ストリープ、サム・メンデスなどハリウッドの映画人らも巻き込んだ《ラヴ・ディアス中毒(ホリック)》が世界中に増え続けている。この愉しみを知ったら、もう普通の長さでは物足りないかもしれない。
ラヴ・ディアス!彼の映画は、私の身体を分子構造からすっかり変えてしまうほどの衝撃だったーメリル・ストリープ(女優)
我々が感じた熱狂を、ぜひ観客に、映画館で味わってほしいーサム・メンデス(映画監督『アメリカン・ビューティー』『007スペクター』)
2017.07.31
『わたしたち』公式サイト http://www.watashitachi-movie.com/
恵比寿ガーデンシネマでは、特典付きの前売り券も販売中です。
特典は、映画の重要アイテムでもある「ミサンガブレスレット」です。
主人公のソンは手先が器用な女の子で、
友だちのために手作りでミサンガを作るシーンが何度か出てきます。
ぜひお早めにお買い求めください♪
2017.06.29
昨年の第17回東京フィルメックスの観客賞などトリプル受賞の快挙を成し遂げた『私たち』(上映時タイトル)は、邦題を『わたしたち』と改めて、今年の9月、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開する事が決定しました!
『オアシス』『シークレット・サンシャイン』の名匠イ・チャンドン監督が見出した新鋭ユン・ガウン監督が自身の経験を元に描いた長編デビュー作です。
ぜひ、ご期待ください。
2017.06.15
7月15日(土) YEBISU GARDEN CINEMA ほか夏休みロードショー!
近年『ひつじ村の兄弟』、『好きにならずにいられない』、『馬々と人間たち』など国際映画祭で高い評価を得ているアイスランド映画。本作のグズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督も、この初長編作品が世界各国で絶賛される若き俊英。
世界各国の映画祭で絶賛され既に40以上もの映画賞を獲得し、今もなお受賞を重ね続けている『ハートストーン』は、アイスランドの美しく雄大で閑雅な自然が広がる漁村を舞台に、少年たちの儚く繊細な感情を残酷なまでに切り取った、監督の自伝的“ラブストーリー”。人口33万人の小さい島国が新たな才能をまた輩出した!
成熟していく少年の姿を丁寧に描く。
等身大の自信と、思いやり、そして澄んだまなざしが、優しく心に残る。
-スクリーン・インターナショナル
親友同士の少年が大人へと変化する姿と、同性愛の感情を受容していく過程を繊細なタッチで描いた作品。厳しく残酷な自然の中で生きる主人公たちが離別を経て再会するまでの心の葛藤を、強い説得力をもって表現した。
-第73回ベネチア国際映画祭 クィア獅子賞(最優秀LGBT映画)
公式サイト https://www.magichour.co.jp/heartstone/
2017.06.02
日本初の女性報道写真家と伝説のジャーナリスト。女と男。カメラとペン。
二人の生き方を見つめた希望のドキュメンタリー映画
6月3日(土)より東京都写真美術館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2014年4月。まもなく100歳を迎える二人が対面するシーンから始まる。同じ時代を生きてきた、笹本恒子とむのたけじ。笹本は日本初の女性報道写真家であり、むのは孤高にして伝説のジャーナリストだ。その日、出会いの記念にと笹本が赤いバラを贈ると、むのは「赤いバラが好き。いのちを表す花だ」と目を輝かせて笑った。そしてカメラは、100歳を超えてなお現役で活躍する二人の、いのちの輝きとその秘訣に深く迫っていく。
監督は、NHKのディレクターとしてドキュメンタリー番組「がん宣告」「シルクロード」「チベット死者の書」などで数々の賞を受賞、大ヒット作『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』で知られる河邑厚徳。本作では、むののペンと笹本の写真を交錯させながら、二人の証言を通して激しく揺れ動いた時代の人間ドラマを描きだした。
監督・脚本:河邑厚徳(『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』)
出演:笹本恒子、むのたけじ 語り:谷原章介 音楽:加古隆
プロデューサー:平形則安 音楽:加古隆 撮影:中野英世 海老根務 編集:荊尾明子 音楽監督/音響効果:尾上政幸
製作:ピクチャーズネットワーク 配給マジックアワー、リュックス
2016年/日本/ドキュメンタリー/カラー/91分/デジタル 助成:文化庁文化芸術振興費補助金
映倫G区分(C)ピクチャーズネットワーク株式会社
2017.03.23
残りの人生をどう生きるか—。
昭和から現代、「郷里」への想いと親友への「哀歌」を重ねあわせて描く感動の物語が、今、幕を開ける–。
3月25日より、有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー!!
夢を追いかけ、一度は捨てた故郷。友の死をきっかけに、数十年ぶりに帰ってきた60歳を過ぎた映画監督の男は、不器用にも熱く駆け抜けた友の人生を懐かしい街並みを歩きながらたどる。
それは、郷里と家族への愛、そして、果てぬ映画への想いに気づかせてくれる大切な時間だった。
「映画のなかで、もう一度会いたい」
男は再起をかけて、友を主人公とした映画の脚本を書き始める–。
小倉、門司港など昭和レトロな街並みが魅力で“映画の街”として有名な北九州市を舞台に、誰しもが心に抱く「故郷」を思い起こさせ、人生半ばを過ぎてもなお「生き直す」勇気を与えてくれる–切なくも優しい郷愁を誘う、かつてない感動作が誕生した。
公式サイト http://www.goodbyeelegy.com/
監督・脚本:三村順一
出演:大杉漣、石野真子、藤吉久美子、吉田栄作
中村有志、仁科亜季子、大和田獏、森田順平、森永悠希、遠藤健慎、飛葉大樹、佐々木すみ江
製作:「グッバイエレジー」製作委員会
制作:シネマルネサンス
© 2017「グッバイエレジー」製作委員会
2017.01.26
“世紀の天才”の謎を紐解く必見のドキュメンタリー映画!!
1月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
今もなお世界中で小説や映画に登場し、さまざまな展覧会が開かれる、時代を超えた“謎多き天才”
レオナルド・ダ・ヴィンチ。
パリ・ルーブル美術館。レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「ラ・ベル・フェロニエール」を、ミラノ万博の会場へと移送する映像から幕を開け、舞台は生まれ故郷のトスカーナ・ヴィンチ村、才能を開花させたフィレンツェ、そして円熟期を過ごしたミラノへ。レオナルドの生涯をたどりながら、その知られざる人物像と創作過程におけるメカニズムを解明。本編に登場する名画は「モナ・リザ」、「ウィトルウィウス的人体図」、「洗礼者ヨハネ」、「白貂を抱く貴婦人」、「音楽家の肖像」、「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」等々、油絵、素描、手稿100点以上!
世界中に散らばっているレオナルドの名画が一堂に会した、めくるめく圧巻の映像美に加え、レオナルド・ダ・ヴィンチ研究の第一人者マリア・テレサ・フィオリオ、『最後の晩餐』の修復責任者であるピエトロ・マラーニら、超一流の研究者たちが解説陣として登場。最新の知見を交えながら、名画の歴史的背景と、その中に秘められたレオナルドのメッセージを紐解いていく。
没後500年のメモリアルイヤーを前に、世界の美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの偉業を振り返る大規模な展示企画が進行するなか、名画の数々を映し出す圧巻の映像美とともに、今なお人々を惹きつけてやまない“万能の天才”の魂を目撃することが出来る。
公式サイト http://davinci-in-labyrinth.com/
監督:ルカ・ルチーニ(『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』)、ニコ・マラスピーナ
出演:ピエトロ・マラーニ(「最後の晩餐」修復主導)、マリア・テレサ・フィオリオ(ダ・ヴィンチ研究第一人者)
2015年/イタリア映画/イタリア語/82分/カラー/原題:Leonardo Da Vinci – The Genius in Milan
提供:テレビ東京 コムストック・グループ 配給協力:東京テアトル
2017.01.20
話題急上昇中!天才子役 伊東蒼×安藤サクラ 世代を超えた実力派女優の競演!
1月21日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー!
沖縄 慶良間諸島―――
雄大な自然と美しい音楽に抱かれ、心が通じ合っていく
那覇市から西に約40㎞に位置する慶良間諸島。耳が良すぎて、少しでも音のズレを感じると頭痛がしてしまう小学生のうみ。島で開催されるコンサートのために東京からやって来た、ヴァイオリニストの祐子。耳のせいで変わり者扱いされ、母親や友だちとの関係に悩むうみは、祐子と出会い、フルートを練習し吹奏楽部に参加することで、少しずつ頑なに閉ざしていた自分自身を解放していく。祐子もまた、島の人たちとの交流により都会で荒んでいた心を取り戻していく。島々の清らかで美しい自然と音楽とが、人々をつなぎ、自分に向き合う力を与えてくれるひと夏の物語。
沖縄を代表する作曲家・普久原恒勇の名曲で本作のタイトルにもなっている『島々清しゃ』。
「人間、生きているだけで80点よ」
沖縄の離島を舞台に、そこに息づく日々の小さな営みと音楽によって紡がれる人間賛歌が、ここに誕生した!
公式サイト http://www.shimajima-kaisha.com/
監督:新藤風
脚本・音楽監督:磯田健一郎
出演:伊東 蒼、安藤サクラ、金城 実、山田真歩、渋川清彦、角替和枝、でんでん
配給:東京テアトル
2016年/日本/100分/5.1ch/ビスタサイズ/カラー/デジタル
©2016「島々清しゃ」製作委員会
2017.01.05
本年も、どうぞ、マジックアワー作品にご期待ください!
クロアチア映画『灼熱』全国順次公開中
https://www.magichour.co.jp/syakunetsu/
大杉漣主演『グッバイエレジー』3.25全国順次公開
http://goodbyeelegy.com/
『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』初夏公開
http://www.warau101.com/
アイスランド映画『Heartstone』(英題)夏休み公開
http://www.heartstone-thefilm.com/
2016.09.15
11月19日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか 全国順次ロードショー!!
3つの時代、2つの民族、1つの愛。
民族紛争の悲劇を乗り越え、時代を越えて紡がれる、ひとつの愛の物語
「アドリア海の真珠」と称えられ、スタジオジブリ『魔女の宅急便』『紅の豚』の舞台といわれる美しき世界遺産ドブロブニクをはじめ、古代、中世ヨーロッパの面影を色濃く残す歴史的街並みと豊かな大自然に恵まれた国クロアチア。2016年ヨーロピアン・ベスト・ディスティネーションが行った投票で「欧州最高の旅行先」に選ばれ、いまや世界中のツーリストの憧れの地であるクロアチアは、かつてユーゴスラビア連邦の一員であり、民族間の紛争が絶えないバルカン半島において複雑な歴史背景を抱える国であった。『灼熱』は、クロアチアがユーゴスラビア連邦からの独立を宣言し、国内でのクロアチア人とセルビア人の紛争が勃発した1991年を皮切りに、紛争終結後の2001年、そして現代の2011年と、3つの時代に生きる3組の若者の愛の物語を描く。
2016.07.14
7/30(土)からのユーロスペース(東京)での公開を記念し、
7月よりオープンしたLOFT9 Shibuyaにてトークイベントを開催します!
【イベント詳細】
『ちえりとチェリー』&『チェブラーシカ 動物園へ行く』公開記念イベント
~ コマ撮りアニメを語る昼下がり ~
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/47669
OPEN 12:30 / START 13:00
前売¥1,000 当日¥1,200(税込・要1オーダー500円以上)
※予約はメールまたは電話にて受付中
(メール予約)件名を「7/23予約」として、本文にお名前、人数、連絡先電話番号をご記入の上、loft9yoyaku@loft-prj.co.jp までお送り下さい。
(電話予約)電話番号03-5784-1239(受付時間12:00〜23:00
こまねこmeetsチェブラーシカ?
合田経郎 監督(『どーもくん』『こまねこ』など)と
中村誠 監督(『チェブラーシカ』『ちえりとチェリー』)の初対談が実現!
コマ撮りの魅力から制作上の裏話まで、コマ撮りアニメや、
かわいいキャラクターファン必見のスペシャルイベントです。
2016.06.16
6/25(土)よりユーロスペースにてロードショー 全国順次公開
4つの物語の4人の監督には、『あの娘、早くババアになればいいのに』の頃安祐良、『人狼ゲーム』の熊坂出、『近キョリ恋愛』の熊澤尚人、『海のふた』の豊島圭介、と実力派が揃った。
出演陣は、若手注目俳優の落合モトキ、ミュージシャン・俳優として幅広く活躍する金子ノブアキ、現在放送中のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」出演で注目を浴びる相楽樹、韓国の人気アイドルグループBlock Bのユグォン(U-KWON)、さらに格闘家で韓国でも人気タレントとして活躍中の秋山成勲までが参戦する新鮮なキャスティングが実現。
81分に凝縮された4種類の日常?の物語は、観るものを不可思議な非日常の空間へと誘い出してくれるだろう・・・。
6月25日(土)公開の映画『スリリングな日常』上映劇場ユーロスペースでのイベントが続々決定しています!
連日21:10の回上映前にキャストの方々が登壇予定です。皆さまのご来場をお待ちしております!
※登壇者は都合により、予告なく変更となる場合がございます。追加情報がありましたら公式HPで随時告知させていただきます。
公式サイト https://www.magichour.co.jp/thrilling
ツイッター https://twitter.com/thrillingna
2016.06.16
6月18日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!
主人公は、見た目もダサくてパッとしない大男。それなのに、気付けば彼を好きになり、応援せずにはいられないー。映画ファンやプレスの熱い口コミが駆け巡り、『ゴッドファーザー』シリーズで知られる映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督が絶賛!デンマーク、スペイン、モロッコ他各国の映画祭で観客賞や主演男優賞を続々と受賞、ついには2015年の北欧映画NO.1を決定する【ノルディック映画賞】に輝いた。
【初日トークイベントのお知らせ】
「愛すべき非モテ男映画の系譜」ゲスト:松江哲明監督
6月18日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町
14:30の回上映前トーク
※以前お知らせしていた18:30の回から変更となりました。
ドキュメンタリー『童貞。をプロデュース』『フラッシュバックメモリーズ3D』「山田孝之の東京都北区赤羽」等で知られ、テレビ東京「その「おこだわり」、私にもくれよ!!」が絶賛放映中の松江哲明監督が初日トークに登場!『好きにならずにいられない』と、愛すべき非モテ男が主人公の名作を語ります。ヒューマントラストシネマ有楽町ではオンライン予約も実施中!皆さまのご来場をお待ちしています!
公式サイト https://www.magichour.co.jp/fusi/
ツイッター https://mobile.twitter.com/virgin_mountain
フェイスブック https://www.facebook.com/fusimovie/
2016.05.30
『ちえりとチェリー』『チェブラーシカ 動物園へ行く』二本立て上映
7/30(土)よりユーロスペースにて公開!!
『ちえりとチェリー』は被災地の復興を願う想いを込め、<いのちの大切さ>と<想像力の可能性>をテーマに製作された長編人形アニメーション。
大好きな父親を亡くし喪失感を抱えた少女ちえりがいのちの輝きに触れ、新たな未来に向けて一歩踏み出そうとする心の成長を描いた冒険ファンタジー。
声の出演には、主人公“ちえり”役に声優として豊富なキャリアを持つ高森奈津美、ちえりが蔵で見つけたぬいぐるみでちえりの空想中、助言者として彼女に寄り添う“チェリー”役に星野源、母親役に尾野真千子、ほか栗田貫一やサンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけしといった錚々たるメンバーが顔を揃える。
また、“チェリー”のキャラクターデザインをパペットアニメの最高傑作『ミトン』やオリジナル版『チェブラーシカ』の生みの親でもある、ロシアアニメ界の巨匠、レオニード・シュワルツマンが担当、新たな愛すべきキャラクターを作り上げた。
監督は、ロシアの国民的人気キャラクター「チェブラーシカ」劇場版を27年ぶりに日本で復活させ好評を博し、本国スタッフからの絶対的な信頼を得て、生誕50周年の節目にチェブラーシカ待望の新作短編『チェブラーシカ 動物園へ行く』を手掛けた中村誠。長年、人形アニメと関わることにより培った経験を基に、2作品に新たな息吹を吹き込み、ファンタスティックで美しい世界を生み出した。
【東京】7月30日(土)より ユーロスペースにて夏休みロードショー!!
【大阪】8月20日(土)よりシネマート心斎橋
【名古屋】8月 名古屋シネマテーク
公式サイト「ちえりとチェリー」http://www.chieriandcherry.com/
公式サイト「チェブラーシカ 動物園に行く」http://cheb-project.com/gotozoo/
2016.05.25
浅野忠信主演、深田晃司監督最新作の『淵に立つ』が、
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、最高賞に次ぐ審査員賞を受賞いたしました。
深田監督は初めてのカンヌ参加、主演の浅野さんは昨年のカンヌで監督賞受賞の『岸辺の旅』(黒沢清監督)に続き2年連続で同部門で受賞です!
映画は、下町で金属加工業を営む夫婦(古舘寛治、筒井真理子)のもとに突然一人の男(浅野忠信)が現れ、奇妙な共同生活が始まり、一見平和だった家族に“異物”が混入することで夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく人間ドラマ。人間の心の奥底を揺さぶる衝撃作です。
公開は、10月上旬、有楽町スバル座ほか全国公開!
公式サイト http://fuchi-movie.com/
ツイッター https://twitter.com/fuchinitatsu
FB https://www.facebook.com/fuchimovie/
ぜひ、ご期待下さい!
2016.02.26
2月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!
ニコール・キッドマンが25年ぶりに母国オーストラリア映画に主演したことで話題となった『虹蛇と眠る女』は、オーストラリア先住民族アボリジニに伝わる神話“虹蛇の伝説”を、新進女性監督キム・ファラントが現代にアレンジした、神秘的でエモーショナルな心理サスペンス。
オーストラリア砂漠地帯の街で、ある日突然姿を消した2人の我が子を探し求める主婦キャサリンをニコール・キッドマンが熱演。キャサリンと心がすれ違う夫マシューを『恋に落ちたシェイクスピア』のジョセフ・ファインズ、失踪事件を追ううちにキャサリンに惹かれていく地元の警察官レイを『マトリックス』シリーズのヒューゴ・ウィーヴィングが演じています。
ハリウッドで頂点を極めた女優ニコール・キッドマンが、故郷オーストラリアのために一肌脱いだ!砂漠で失踪した我が子を探し求めるヒロインを、衝撃的な全裸シーンもいとわず大熱演した衝撃作です。ぜひご期待下さい。
公式サイト http://nijihebi.com/
2016.02.26
2月20日(土)よりシネ・リーブル梅田ほか大阪先行公開!
2月27日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
波瀾万丈の天才ボクサー辰吉一郎。ボクシング映画『どついたるねん』でデビューした阪本順治監督が、幻の傑作『BOXER JOE』で彼に魅せられ20年間にもわたってインタビューし続けた、阪本監督初の完全ドキュメンタリー映画。
本作は、網膜剥離で国内のリングから去り、一度は引退宣言、しかし3度の世界チャンピオンに輝いた辰吉一郎の不屈のボクシング人生を、次男・寿以輝がプロテストに合格した2014年11月まで本人のインタビューを中心に追い続けた魂の記録。そこには様々な出来事の中で、己が信じた道を行く信念の強さ、ボクシングに対する考え、父と子の絆、家族を愛することの大切さ、親としてそして1人のボクサーとしての心境の変化など辰吉の人間性が炙り出され、かつて誰も見たことのない辰吉一郎の「真実の姿」が映し出される。ナレーションは辰吉とも親交のある俳優・豊川悦司が担当。