裸足で鳴らしてみせろ
8月、ユーロスペースほか全国順次ロードショー
ストーリー
“世界旅行”の果て、二人の青年は凶暴な愛を予感する
『オーファンズ・ブルース』の新鋭・工藤梨穂が紡ぐ、やさしくて痛い青春のきらめき
父の不用品回収会社で働く直己(なおみ)と、市民プールでアルバイトしながら盲目の養母・美鳥と暮らす槙(まき)。どこにも行けない彼らは、美鳥の願いを叶えるために、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を記録し始める。
サハラ砂漠を歩き、イグアスの滝に打たれ、カナダの草原で風に吹かれながら、同時に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない二人。言葉にならない彼らの想いは、他愛のないじゃれ合いから暴力的な格闘へとエスカレートしてゆく……。
PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ第27弾となる『裸足で鳴らしてみせろ』の監督・脚本を務めるのは、大学の卒業制作『オーファンズ・ブルース』でPFFアワード2018グランプリとひかりTV賞をW受賞するなど、国内外の映画制作者や観客からその瑞々しい感性と圧倒的な画力・構成力を絶賛された工藤梨穂。
想いが深くなればなるほど、互いを傷つけてしまう——。主人公の若者たちが抱える愛にまつわる矛盾と、一緒に過ごした時間のかけがえのなさ。誰しもの記憶に残り続ける青春映画が誕生した。
作品詳細
第27回PFFスカラシップ作品
脚本・監督:工藤梨穂
出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン
主題歌:soma「Primula Julian」(dead funny records)
配給:一般社団法人PFF/マジックアワー
2021年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/128分
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