ジョーのあした-辰吉一郎との20年-
2016/2/27テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
ストーリー
『どついたるねん』阪本順治監督が20年もの間、1人の天才ボクサーを追い続けた 世界でも比類無き奇跡のドキュメンタリー映画。 まだ誰もみたことのない辰一郎の真実の姿がここにある!
取材の開始は1995年8月、アメリカ・ラスベガス。辰一郎25歳の時。 JBC(日本ボクシング・コミッション)のルールにより、国内戦が出来ないため、海外にリングを求めた時期がはじまった――そして、次男・辰寿以輝がプロテストに合格した2014年11月、44歳の時までの20年間、様々な出来事の中で、辰の人間性、ボクシングに対する考え、父と子の絆、家族を愛することの大切さ、親として、そして1人のボクサーとしての心境の変化を、インタビューを中心に追い続けた魂の記録。
長年にわたりカメラを回し続け辰一郎という男の生きざまを活写したのは『どついたるねん』(主演:赤井英和)で元プロボクサーを役者に起用し映画デビューした阪本順治。1995年公開の『BOXER JOE』では、世界を制したチャンプ辰一郎のありのままの姿をスクリーンに登場させた。この作品で辰という波乱万丈の天才ボクサーに魅了された阪本監督が、彼がリングを降りる瞬間まで見つめていきたいという強い想いから、20年間、当時と同じスタッフで定期的に撮影を続け、阪本監督にとって初のドキュメンタリー映画でもある、本作『ジョーのあした‐辰一郎との20年‐』は誕生した。
いまだ引退宣言せず、現役であり続ける辰一郎の姿、阪本監督との20年に渡る長い付き合いだからこそ語られる真実の言葉。含蓄ある数多の語録は彼が発するからこそより深い。そしてレンズをみつめる顔は、長い時の流れの中で変化し続け、そこから一人の天才ボクサーの姿が炙り出される。 本作のナレーションを阪本監督の数々の作品に出演し、辰とも親交のある豊川悦司が担当する。