公開:2011年3月
神々と男たち
ストーリー
今年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞後、フランスで9月8日から一般公開され『バイオハザード4』『ザ・タウン』等並みいる強豪を抑え4週連続で一位を獲得、『オーケストラ!』をしのぐ240万人を動員し、なおもロングラン・大ヒット中なのが、本作『神々と男たち』(仮)だ。96年にアルジェリアで起きた、原理主義者による(と言われる)フランス人修道士7名の誘拐・殺害事件を題材にした本作は、サルコジ政権のブルカ禁止法に代表されるイスラム文化排斥の動きと、それに対するアル・カイーダ系テロ組織による報復宣言で揺れるフランスで社会現象化したが、むしろ「信念の強さ」と「人間の尊厳」を、宗派や国籍に関係なく見る者すべての胸に深く残すだろう。決心した人間はこれほどまで穏やかで、そして美しいものなのか--。アカデミー外国語映画賞のフランス代表にも選ばれた、いま必見の映画である。
≪物語≫1990年代のアルジェリア。9名のフランス人修道士が現地のイスラム教徒と宗派を越えて交流していた。互いへの尊敬と慈愛に満ちた、静かで平和な日々。しかしアルジェリア軍と原理主義者による内戦は激化の一途をたどり、暴力の波が僧院の周辺まで迫ってきていた。アルジェリア政府やフランス内務省からの相次ぐ帰国要請、そして政府の警告通り、遂に武装集団が僧院に侵入してくる。帰国か、残留か--苦悩しながらも修道士たちが下した【決断】とは?
監督・台詞:グザヴィエ・ボーヴォワ(『君が死ぬことを忘れるな』(未)で95年カンヌ審査員特別賞、ジャン・ヴィゴ賞、『ポネット』『夜風の匂い』出演)
作品詳細
監督・脚本 | グザヴィエ・ボーヴォワ |
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製作・脚本 | エティエンヌ・コマール |
撮影監督 | キャロリーヌ・シャンプティエ |
出演 | ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデールほか |
配給 | マジックアワー+IMJエンタテインメント |
宣伝 | マジックアワー+IMJエンタテインメント |
公式サイト | http://www.ofgods-and-men.jp/ |